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No.45 (柱の座屈長Lk)の質疑

サポート日記

質問

KIZUKURI での【柱のLk】について質問です。
階高を意匠階高と床版厚さを入力して【横架材天端間高さ】を算出した場合に、柱計算用Lkは、【横架材天端間高さ】で計算するべきだと思いますが、
プログラムでは、入力した【意匠階高をLk】として計算している様です。
その理由を教えてください。


回答

プログラムで使用する【高さ】を下記に説明します

1)意匠階高は、(見付面積)等の算出に使用します。
2)柱の座屈検討(Lk)は、【横架材内法寸法】と定義されています。
  『KIZUKURI』では、[各階階高]を採用しています。
  理由は、各部の梁せいが異なるので、【横架材内法寸法】を一律に決められない事と、(安全側)になる為です。
3)[横架材天端間高さ]は、2008年グレー本(2.4.1.)で説明されている
  [耐力壁の剛性]を規定する為の(高さ)です。
  この寸法を、柱の座屈検討に用いる根拠は、ありません。
4)『KIZUKURI』が柱の座屈計算に自動で採用している[各階階高]を法的に示されている【横架材内法寸法】に変更する設定は、
  [略伏図の入力]→[柱のプロパティ]→[座屈長さ]で設定出来ます。