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No.05 斜め壁を持つ建物のモデル化 (11/06/29)
KIZUKURI サポート日記
質問KIZUKURIは斜め壁通りを直接入力することはできませんが、
実際、斜め壁通りを持つ建物の計算を行う場合の、
斜め壁通り部分のモデル化方法について教えて下さい。
回答
斜め壁通りを持つ部分については、ダミー柱を立て、
ダミー柱にかかる力を実在する柱に振り分けることでモデル化を行います。
計算例
左図(一番上)は、斜め壁通りをダミー柱の配置で直交座標でモデル化した伏図です。
ダミーの柱は3本あり、
【X3-11】【B-Y1】【B-11】
です。
この状態で一旦計算を流します。
計算結果の「3.1.2(1) 固定荷重(G)」欄の数値を確認します。
計算例のモデルでは、
【X3-11】0.893(kN)
【B-Y1】 0.883(kN)
【B-11】 0.612(kN)
実際にはこれらの柱は存在しないので、ダミー柱には、
[柱のプロパティ]で上記の荷重をマイナス荷重として入力します。
(これでダミー柱にかかる荷重が帳消しになる)
しかし、荷重は実際に発生しているので、この荷重を、
隣接する実在柱に[追加荷重]として加えます。
計算例では、
【X3-Y2】【X4-Y1】
の2本です。それぞれに、
(0.893+0.883+0.612)/2×1000(追加荷重の単位は[N]のため)=1194[N]
を、実在柱の[柱のプロパティ]で[追加荷重]として設定します。
設定した際の図が左図(上から2つ目)となります。
この状態で計算を流します。
計算結果「3.1.2」から、該当する柱の数値を確認します。(左図上から3つ目)
ダミー柱の荷重が帳消しされ、実在柱に振り分けられているのが確認できます。
尚、左図上から4つめのようにwarningが出ることがありますが、
これは出力値がわずかに負の値であるために出るもので、問題ありません。
追記
こちら(キャンセルしたはずの荷重が残る場合)も合わせてご覧ください。
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